放送禁止用語って無いんです

~テレビから差別表現を考える〜

コンプライアンスと萎縮

テレビが面白くないなあ、年末も今年もガキ使放送なかったしなあ。

ネット記事にもなっていましたが、ガキ使が待望されている書き込みなどの紹介がありました。

コンプライアンスがうるさくなったから、テレビとかでは思い切ったことできなくなったし、、、とタレントだけでなく制作者もそう思っている節があります。

 

一面では正しいけど、ある一面では誤解、というのが僕の考えです。

昔は確かに無秩序な面というか、ルールはあくまで感覚でしかなかった、、、一子相伝?口伝?のようなものでした。

感覚的だったためにうまく伝承せず、たびたび人を傷つけたり、社会的な問題が起き、批判を浴びることが多かったです。

ただそれは昔も今も変わりありません。ダメなものはダメ、それを系統立てて言っているのがコンプライアンスなんです。

 

一方でそのコンプライアンスという言葉が独り歩きして、ツッコミでたたくのも罰ゲームがあるのも「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」だからダメ、、、と勘違いしている制作者が相当数見られます。

まさにコンプライアンスに萎縮しているんです・・・。

 

萎縮の必要はありません、

ただ出演当事者、ひいては世の中の人を傷つけないように、基本的なルールは知っておきましょうということです。

 

次回は、ガキ使と「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、僕なりの考えをまとめてみます。