放送禁止用語って無いんです

~テレビから差別表現を考える〜

メディア化に関わる課題とは~セクシー田中さんの問題から

先月起きた、セクシー田中さんにまつわる問題が今もなお議論が続いています。

小学館の編集サイドのコメントも気持ちが伝わりはするものの社としての今後は見えず、日本テレビはもっと事務的なコメントだけで内部調査を進めるとようやく公表するも、どのような内容かわからないがゆえに、火は鎮火していく様子もなく、より燃え上がっています・・・。

 

僕自身は当事者(当時社?)ではないがゆえに各報道の内容でしか把握できていません。

その上で現段階での思いは書き記します。

 

原作者 ⇔ 出版社 ⇔ メディア(放送、配信、映画) ⇔ 脚本家

 

この図式の中で、原作者の世界観を守りたいという想いがきちんと伝わらず、脚本家はさらに良いものにするべく映像化のための脚本への熱い思いが伝わらず。。。

ボタンの掛け違いを起こさぬように間に入るところがキッチリしなければということです。

 

原作者と脚本家含め一同に会して、、などはマストでも何でもないです。

普通のビジネスに置き換えたら、そうそうないよねと分かると思います。問屋とか代理店とか入れている業界たくさんありますよね。

 

よってすべき事は、ボタンの掛け違いがなぜ起きたか、それを把握したうえで、今回の当事者だけでなく、すべてのメディア化にかかわる人たちがこれからどこを注意したらいいのかなど対応策を考えていくのが次善の策であり今後の課題です。

 

映像はドラマだけではありません、映像化するのはテレビだけではありません、原作は漫画だけではありません。

アニメ化であっても、配信であっても、小説をもとにするにも、同じ留意が必要と言えるでしょう。

 

二度とこのような悲しい事件が起こらないよう・・・・。